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診療案内

男性の泌尿器科男性の泌尿器科

症状 考えられる病気
排尿に時間がかかる
残尿感がある
頻尿
尿が出ない
急いでトイレへ行かないと間に合わない・尿もれが多い
夜間頻繁にトイレに起きる
尿が濁っている
男性器が痛い
男性器が赤い・腫れている
検診で尿潜血反応が陽性と診断された
血液検査で前立腺がんの疑いがあると診断された

女性の泌尿器科女性の泌尿器科

症状 考えられる病気
排尿に時間がかかる
頻尿、夜間もトイレに起きることが多い
尿が出ない
急いでトイレへ行かないと間に合わない・尿もれが多い
尿が濁っている
検診で血尿が陽性と診断された
尿検査で尿が濁っていると診断された

男性不妊治療

泌尿器科が専門
知っておくべき男性不妊治療

不妊と思ったら女性に限らず男性も一緒に検査と治療を行う必要があります。男性の不妊治療は泌尿器科が専門です。その現状と対策を知り、ライフデザインにしっかりと役立てましょう。

不妊症の原因の約半数は男性が関係、検査を行い適切な治療を

不妊症に悩まれているカップルは全体の10組に1組と言われており、最近は増加傾向にあると言われています。そのうち原因が男性のみにある場合、男女共にある場合を合わせると男性が原因に関係する割合は約半数になります。
通常、妊娠を希望しておよそ1年間避妊することなく性生活を行っているにも関わらず妊娠の成立をみない場合を不妊症としていますが、妻が35歳以上や夫が高齢の場合は6ヶ月、またはもっと早い時期から共に検査を受けた方がいいと考えます。

不妊症の原因

不妊症の原因
原因が男性のみ・男女ともを合わせると、約50%になる。

不妊症の約半数とされる男性側の原因は、精巣で精子が十分に作られていない造精機能障害、精巣は問題ないが精管が詰まっていたり精管そのものがなかったりする精路機能障害、そのほか性交時の性機能障害などがある。中でも造精機能障害が約80%と最も多く、それらの原因により精液検査で精子の数や動きに異常を認めることがあるが、時には原因不明の場合もあり、治療法は原因により異なってきます。

男性不妊症の原因

平成26年における全国39施設での男性不妊患者7,253名

1位:造精機能障害 5,991人(83.4%)
精子が十分に作られていない

2位:精路通過障害 980人(13.5%)
精巣は問題ないが、精管がつまっている、精管がない

3位:性機能障害、射精障害、逆行性射精、膣内射精障害 286人(3.9%)

平成27年度厚生労働省子ども・子育て支援推進調査研究事業. 我が国における男性不妊に対する. 検査・治療に関する調査研究 湯村ら

治療は内服から手術までまずは生活習慣の改善を

なぜ、不妊症の治療は男女一緒に始めるべきかについて、明確な理由があります。
「男性不妊治療で精子の数や質を改善することで、タイミング法や人工授精の成績が改善することが分かってきています。つまり治療の初期の段階で妊娠率が上がることで、より負担の少ない治療の選択が可能になります」
身体的・経済的負担を伴う治療において、そのメリットはとても大きいのではないでしょうか。

治療法は原因により内服から手術までありますが、当院は手術が可能な施設です。男性不妊症の原因として多い精索静脈瘤に対する精索静脈結紮術、そのほかには顕微鏡下精巣内精子採取術などを行っています。
産科の病院とも連携を取り妊娠に繋げる体制を整えておりますので、遠慮なく相談ください。

男性不妊症のリスクが高まる生活習慣

治療機器紹介

接触式前立腺レーザー治療(CVP)

前立腺レーザー治療は、光ファイバーからレーザー光を前立腺組織に照射することで、組織を気化・蒸散し、肥大した前立腺組織を消失させる治療です。

接触式前立腺レーザー治療(CVP)
接触式前立腺レーザー治療(CVP)手術の流れ

また、レーザーによる前立腺手術はいくつかの装置、ファイバーがありますが今回、当院にはXCAVATORファイバーという最新のファイバーを採用しています。これは、従来の蒸散術に比べ組織に直接ファイバー先端を接触させ、接触面が広くなることでより効率的なレーザー治療が可能となり、熊本県では当院が初導入、九州内でも2施設目となります。

内視鏡とXCAVATORファイバー
内視鏡とXCAVATORファイバー

この手術法により、従来の前立腺肥大症手術よりも手術時間が短縮し、出血量も減少することで、より身体への負担が少なく、抗凝固薬や抗血小板薬を服用中や前立腺結石がある場合でも手術が可能で、手術後の尿失禁リスクも低減できる等、より安全性の高い低侵襲手術です。

当院では、この最新のXCAVATORファイバー方式CVPレーザー装置を導入することで、今まで以上に安全で安心できる前立腺肥大症治療を提供してまいります。

ドイツBiolitec社製Ceralas®HPDレーザー装置
ドイツBiolitec社製Ceralas®HPDレーザー装置

Rezūmシステム

Rezūmシステムは、前立腺肥大症の手術方法の1つで、内視鏡を用いて尿道から入り(経尿道的)、水蒸気を利用して前立腺肥大症を治療する医療機器です。水蒸気が、肥大した組織内に蔓延し、細胞を壊し、その細胞が体内に自然に吸収されていくことで、前立腺肥大症に伴う症状を緩和します。この経尿道的水蒸気治療は、前立腺肥大症を低侵襲に治療する、新しい手術療法です。

Rezūmシステム
© 2022 Boston Scientific Corporation. All rights reserved.

治療の方法

経尿道的水蒸気治療は、麻酔をして施行するものです。海外では局所麻酔、腰椎麻酔、全身麻酔など様々な方法で実施されています。日本でも、必要に応じた麻酔の方法が主治医の先生方の判断により考慮されます。

適切な麻酔をした後、デリバリーデバイスを患者様の尿道より入れます。デリバリーデバイスの先端からは水蒸気を送り出す針が出るようになっており、内視鏡で確認しながら適切なところで針を前立腺の肥大した組織に直接差し込み、水蒸気を注入します。水蒸気は、前立腺組織の間質と呼ばれる、スペースの部分を伝って充満します。水蒸気は約103℃ですが、前立腺は体温と同じですので、水蒸気が前立腺細胞に触れて温度が下がることで、水蒸気治療を行った部分が約70℃になります。この過程で治療部分の前立腺細胞は破壊され、その後約1~3か月かけて自然に体内に吸収されていきます。こうして、肥大していた前立腺が小さくなり、前立腺肥大症からくる下部尿路症状が緩和されます。治療方法を簡単に示すと図2のステップになります。この治療は、側葉肥大に対しても、中葉肥大に対しても行うことができます。

Rezūmシステム
図2
© 2022 Boston Scientific Corporation. All rights reserved.

川野病院について

当院は病院理念を忠実に実践している泌尿器科専門病院で、他の病院との連携も緊密な救急指定病院です。前立腺や膀胱の経尿道的手術に力を入れています。また、腎・尿管結石に対しては体外衝撃破砕機も設置し侵襲も少なく高い成功率を得ています。
男性不妊に関しても、内服治療、手術など両方を行うことが出来る県内唯一の泌尿器科専門病院です。

受付時間
8:30~12:00 ×
14:00〜17:00 × ×

:月1回第3水曜日のみ18:00まで受付

休診日:土曜日午後・日曜日・祝日

〒862-0971
熊本県熊本市中央区大江6丁目25-1
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